墨運堂のお話
株式会社 墨運堂についてご紹介します。
大和・奈良の地で墨が造られてから1300年になろうとしています。 墨運堂は文化2年(1805)、今から200年前に墨屋九兵衛が奈良の餅飯殿において屋号を御坊藤と称し墨の製造を始めた。 その後屋号を松井墨雲堂と改称し、明治33年松井墨運堂と改め、昭和25年に現代の「株式会社墨運堂」を設立した。
昭和36年にはこれまでの伝統的な墨の製造を元に、近代的な設備を導入するため工場を西の京に移転した。 同時に液体墨の生産も開始し、生産規模の拡張を図った。また、工場内には研究室を設け、墨の近代化と顧客の多様性に対応するために研究開発にも力を入れた。
本社・本社工場
墨の資料館
昭和46年から昭和60年にかけて、東京営業所を皮切りに全国3箇所の支店を設け、営業の拡大も図った。その間、昭和51年にはアメリカ・ニューヨークに米国墨運堂を設立し、 その後(株)韓国墨運堂も設立した。平成6年に西の京工場の改築と新工場の増設、また墨文化向上のために「墨の資料館」を完成させた。
本社工場の隣接地には大和の工芸品を一堂に集めた職人長屋「がんこ一徹長屋」をオープンさせ、奈良の新しい観光・文化の伝承拠点を設けました。これまで墨運堂は書道文化の明日に貢献するために、さまざまな取り組みや技術開発を行っており、今日数多くの書道家が墨運堂製品を愛用されています。
がんこ一徹長屋
墨を愛し、書画を愛する全てのお客様の期待に答えるべく商品創りに取り組んでいます。
「奈良物語」ではこの伝統と技術に裏づけされ墨運堂の製品を中心に、オリジナルな商品構成で和文具の魅力をお伝えしたいと願っています。プロの書道家からも絶大なる信頼を得た墨の一級品をお届けすると共、初心者からベテランまで安心してご使用いただける商品を取り揃えました。