|| 名前書き用 ||
初心者・初学者の方にお勧めの筆です。
「はねる、はらう、とめる、ぬく」といった基本的な動きも無理なく自然に表現できます。
大人から子供までが最初に手にする筆として、また、これから長く愛用できる筆として最適な道具といえるでしょう。
名前書き(楷書・行書)に目標を定め、穂首に適当な弾力と、穂先のまとまりさらに腰を強くし、従来からの筆サイズにとらわれず書きやすい大きさ(短鋒筆)に仕上げました。
- 規格
- : 九号短鋒
- 材質
- : 馬毛・羊毛・ナイロン毛
- 穂径×穂長
- : 6.0×20mm
- 軸径×軸長
- : 8.0×180mm
学童用の筆の洗い方
洗い方が不充分だと、段々と固まってきて、筆の働きが悪くなり、ゆったりとした字が書けなくなります。
この状態になれば、器に熱いお湯を入れ、筆を浸して一晩置きます。
毛は痛みませんから心配いりません。
筆を固めている墨を柔らかくする為です。
ぬるま湯では柔らかくなりません。少し柔らかくなれば、爪で五ミリ間隔位に荒割りをし、両手にはさんでもみ洗いします。
黒い汁が出なくなれば、水中で櫛をかけて毛を揃えて乾かします。
筆のお手入れ(使用後の筆の洗い方)
※(根元までおろした太筆・細筆):
水道の水を穂首にあて筆の腰(穂首と軸の付け根)を人差し指と親指でつまみ、残墨を絞りだすように流水で洗います。その後、指で毛筋を真っすぐにそろえるようにしながら水を絞り出します。乾かす時は穂先を下にして陰干しをしてください。
※(根元を固めた太筆・細筆):
筆に墨が残らないよう穂先に水をつけて、紙の上で毛筋をまっすぐにしてぬぐいます。この作業を数回繰り返しますと墨はほとんど無くなります。乾かす時は穂首を下にして陰干しをして下さい。